びんの蓋を開けるのは何筋?
こんにちは!フィットネスクラブエイムです。
皆さん、人生で一度はびんの蓋に苦戦したことはありませんか…?
「前閉めたヤツ誰だよ!」と思い返せば間違いなく自分。
ゴム手袋や便利ツールを使うのは、なんか負けた気がして…
そんな「びんの蓋」ですが、開けるために必要な筋肉は何でしょうか。
びんの蓋をあける動作確認
びんの蓋を開けるための動作は
①びんの蓋を掴む、びん本体を掴む
②上と下で逆方向へねじる
というシンプルな動きです。
そこで必要なのは、
・蓋と本体をしっかり掴むための握力
・安定させるための前腕の筋力
・固定させるための肩周りの筋力
でしょうか。
これだけ見れば、細い女性が「あ~ん、困っちゃった~」と言うと、
スッと屈強な男が現れて「メキョッ」と筋肉(主に上半身)を出し、
グッと力を入れて「ふんっ」と息を止めてねじると蓋が開き、
「わ~お!助かっちゃった!thank you!」とほっぺにキスをする
安いアメリカのCMのような風景が浮かびます。
肩は背中からつながり、前腕は肩からつながる!
「よーし!じゃあ俺もびんの蓋を軽々開ける男になるぜ!」と意気込んで、
肩~腕だけのトレーニングをしても変な体になるだけで意味ありません。
肩を鍛えるためには、一定の背中の筋力は必須ですし、
二の腕、力こぶのある上腕から肘から先の前腕に力が伝わり、
そこから総合的に握力に繋がるので、
びんの蓋のためにどこか一か所だけを必死でトレーニングすることは無意味です。
「びんの蓋だけのために、そんなことするやつはいない」と思うでしょう。
私もそう思います。笑
ただ、少し見方を変えると、似たようなことがたくさんあります。
例えば、
・部分痩せをしたいから、腹筋だけする!
・ゴルフがうまくなればいいから、背中の柔軟だけする!
・見える部分だけ何とかしたいから、脚だけトレーニングする!
のように、限られた○○のために▲▲する!は、結構無意味なことが多いのです。
人の体は表裏一体。
ここだけ、そこだけ、はケガのリスクも高くなるだけです。
全身バランスよくトレーニングし、その上で更に気になるところを重点的にやる。
手っ取り早く結果を出そうとしても無意味です!
まずは、広く浅く全体をみる!
最終目標を設定する上で、体の気になる部分を改善することはOK!
そこがモチベーションになり、トレーニングにも集中しやすくなります。
ただし、運動をスタートさせていく初期段階では、全身運動から行うことをお勧めします。
まずは全体の不調と好調を認識して、骨格・関節・筋肉の可動域を確認。
そうすれば、自分の得意不得意動作が理解できるので、
トレーニングメニューを組むときにも、目標に向かって明確なメニュー設定ができます。
体組成計での身体バランスも、もちろん大切なのですが、
まずは「自分で動いてみる」と、数字で表せない、目に見えない感覚が理解できます。
これって、体を動かす上でとっても大切です。
体はただ機械のように動かせばよいのではなく、
「効いてる~」とか「あれ?なんか前と感覚違うな…」など、
自覚的に気づくことが、トレーニング効果をアップさせます。