「ゼロカロリー」に騙されるな!!!
こんにちは!フィットネスクラブエイムです。
皆さん、店舗に定期的に開示されている「健康情報」はご存知ですか?
エイムでは会員の皆さまへ、運動・栄養・休養の観点から、様々な情報を開示しています。
今回は先日開示した「人工甘味料」について。
「ドーナツは穴があいてるからゼロカロリー」は名言ですが、
そんなわけはなく、しっかり高カロリー食品です。
実際に世の中には、
・ゼロカロリー
・ノンシュガー
と明記された商品が多々あり、ダイエットや健康を気にされる方は
「普通のやつよりいいだろう」と選びやすくなっています。
しかし、世界保健機関(WHO)が2023年5月に発表したガイドラインでは、
人工甘味料の使用が原料に長期的な影響を及ぼさないばかりか、
糖尿病や心血管疾患の発症リスクを高める、と示しました。
ゼロカロリー表記に潜む罠
いわゆる人工甘味料と言うものは何か?
これは、砂糖などの自然界にある「甘い成分」とは違い、人が科学的につくった甘味料です。
人工甘味料は砂糖と比較して、200~600倍も甘味を感じられると言われています。
しかしながら、この強烈な甘みを感じるのに血糖値が上がらない状態に。
そうすると、インスリンの分泌は確かにありませんが、脳が異常反応します。
「甘い!けどインスリンがでない?あれ?足りないのかな?」といった感じでしょうか。
そうすると、より多くの甘味を欲することになります。
量を食べても、満足感が不足する→より食欲増加につながる。
というサイクルになりやすいのが特徴です。
五感をしっかり養う
人工甘味料に慣れてしまうと、通常の砂糖では甘味を感じにくくなってしまいます。
(なんてたって砂糖の200~600倍の甘味を感じるものですからね!)
そうすると、人工甘味料なしの食事が味気なく感じることに。
甘くないな~美味しくないな~と、つい追加調味料を足してみたり、
「これはどうかな?」と品数を増やしてみたり、満足感がないので量が増えたり。
よく、おばあちゃんが「お米をよーく噛めば甘くなる」と言っていましたが、
このよく噛む作業も減っている現代人は、瞬発的に感じる甘味に慣れ過ぎてしまい、
食材そのものが持つ甘味を感じることが苦手になってきています。
視覚・聴覚・触覚・嗅覚・そして味覚の五感は、常日頃からトレーニングしていないと
どんどん衰えていってしまいます。
特に味覚に直接通じる食事は、日常ルーティンのひとつであり、
自分でコントロールしやすい部分でもあります。
どうすればいいのか
ただし、人工甘味料全てが悪!というわけではなく、
やはりここでもバランスが重要です。
口にするもの全てが人工甘味料になっている場合には、
せめて一食分は人工甘味料のないもので作られたものを食べてみましょう。
最初は味気ない、と思うかもしれませんが、毎日でなくともOK。
重要なのは「現状を知ること」なのです。
自分は毎日なにを食べ、どう過ごしているのか?
ここを知らずして、「人工甘味料は悪!」とか「食事を減らす!」などと行動ばかりしていても意味がありません。
現状確認(認知)をして、そこからどう対策するのか。
これを一緒に考え実行するのも、インストラクターの役割のひとつ。
悩んだら、ぜひ一度相談してみてください!