おしえて!フィットネス「シュークリームって痩せる?」
こんにちは!フィットネスクラブエイムです。
春本番、気持ちのいい日が続きますね(^^)/
先日、もこもこの冬服のクリーニングも完了したので、
いよいよ暖かい季節から暑い夏に向けての準備期間がスタートです。
そんな中、やはり気になるボディライン…
「楽して痩せないかな~」などと妄想しながらネットサーフィンしていると、
こんな投稿を発見!
糖質が圧倒的に少ないのはシュークリーム。
わたしはシュークリームを食べて痩せた!
和菓子は糖質多いのでNG(+_+)
痩せたいならシュークリーム!!
え…?シュークリームって痩せるんだ!やった!
と思ってしまいますが、ちょっと待って。
これって本当でしょうか?だったら毎日でも食べたい。エイムのインストラクターに確認だっ!
そもそも糖質ってなに?
糖質は身体活動のためのエネルギーとして、
三大栄養素の中にも含まれている炭水化物から食物繊維を除いたものです。
とても多く種類がありますが、大きく分けると以下です。
①多糖類(たとうるい)
でんぷん、オリゴ糖などがそれに分類されます。
じゃがいもや大豆などの豆類、野菜や果物などに含まれています。
②二糖類(にとうるい)
砂糖や乳糖などのことを指します。
③単糖類(たんとうるい)
ブドウ糖や果糖などを指します。
その中でも②二糖類と③単糖類をまとめて「糖類」と呼ばれます。
甘いもので太る理由は?
甘いもので太る理由は、インスリンの分泌が関係しています。
特に空腹時に甘いものを食べると、血糖値が上昇。
その結果、インスリンが分泌されるのですが、
このインスリンは糖質を脂肪に変えて体に蓄える働きがあります。
(余計なことを!と思ってしまいますが、人間の体の維持のために必要な働きです)
毎食の食事代わりにケーキや菓子パンなど、甘いものが多い方は、
空腹時にどかんと糖質を摂取することになるので特に注意が必要です。
そして、多糖類と比べて、二糖類や単糖類は血糖値の上昇が大きくなります。
糖質だけ見てないか?
さらに、食べ物には「バランス」があります。
以前ブログでもお伝えしましたが、PFCバランスを見てみましょう。
例えば、一般的なシュークリームのPFCバランスは以下です。
(80gほどのシュークリームのカロリー)
・生クリーム&カスタード 各15g 約200kcal
おおよそのPFCバランスは、
・P(タンパク質) 約4g
・F(脂質) 約15g
・C(糖質) 約15g
これをカロリー割合でみると、
・P(タンパク質) 4g×4kcal=18kcal
・F(脂質) 15g×9kcal=135kcal
・C(糖質) 15g×4kcal=60kcal
脂質が総カロリーの7割近くを占めていることになりますので、
比較的「ダイエットには不向きな食べ物」に分類されます。
さらに、シュークリームの作り方をみれば、ほぼ二糖類(砂糖)で作られています。
血糖値も上がりやすく、インスリンの分泌も盛んになるのは避けられません。
糖質だけじゃなく、全体バランスで!
このように、「糖質」だけを見れば、もしかしたら15gだけ、と見れるかもしれませんが、
その「質」と「全体バランス」はどうなっているのか?
ただ痩せたいだけなら、総摂取カロリーだけを見ていけばよいかもしれませんが、
日常生活を活動的に過ごす我々人間は、それだけを見ては支障が出てきます。
必要なときに、必要な分を食べる。何事も「100か0か」ではなく、自分の体と心の状態で決めていきましょう!