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ビタミンと健康のつながり

ビタミンと健康のつながり

◎ビタミンは生命活動に必須の有機栄養成分
ビタミンは、エネルギー源や身体の構成成分にはならないが、生命活動に不可欠な、微量で効果を発揮する有機栄養成分で、体内ではほとんど合成されません。また、ビタミンは水に溶ける水溶性ビタミン(B¹、B²、ナイアシン、B⁶、葉酸、B12、ビオチン、パントテン酸、C)と、水には溶けにくい脂溶性ビタミン(A、D、E、K)に分けられます。

◎脂溶性ビタミンは過剰摂取に気を付けましょう
水溶性ビタミンは過剰に摂取しても排泄されますが、脂溶性ビタミンは肝臓に蓄積されるため、過剰に摂取してしまうと頭痛や吐き気などの過剰症を引き起こしてしまいます。一般的な食生活では過剰症の恐れはありませんが、サプリメントの大量摂取には注意が必要です。

◎ビタミンは栄養素の代謝を円滑にしてくれる!
ビタミンB群のうち、B¹・B²・ナイアシン・パントテン酸などは、エネルギーの代謝の特に糖代謝、脂質代謝の過程で補酵素となり、代謝を円滑にしてくれます。また、B⁶・パントテン酸・ビオチンはアミノ酸代謝に関与します。
葉酸・B12は、メチオニンから合成されるホモシスティンがメチオニンに再生する際に関与するため、不足すると、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まるとされる高ホモシスティン血症となります。また、DNAやRNAの合成過程で必須であり、欠乏すると造血機能の障害により貧血を起こしてしまいます。

◎変化したβカロテンには抗酸化作用がある
ビタミンC・EやプロビタミンAとなるβカロテンは、自らが酸化型に変化することで活性酸素、酸化ストレスを抑える抗酸化作用があります。

◎体内で合成されるビタミンも実はある
ビタミンK、B⁶やビオチンは一部腸内細菌により合成されます。
ナイアシンの一部はトリプトファンから生合成されます。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、食事のほかに、皮膚の前駆体ビタミンD3が日光の紫外線により変化することで作られます。夜型生活や紫外線を遮断する化粧品を使っているとビタミンDが不足しがちになってしまいます。定期的に紫外線を浴びることも、健康への第一歩として実施してみてはいかがでしょうか?

引用:「現代人のための健康づくり」(編著:石川県大学健康教育研究会、発行:2014.4.1)


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