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冷え性の対策

冷え性対策「衣・食・住」
その1「衣」
冷えを感じる人は足先の温度が低い。
冷えを感じる人と、そうでない人の皮膚表面温度を比較すると、顔、腹、腰、手平、手の甲、脚、では差がなかったのに対し冷えのある人は足の甲、脚底、の皮膚表面温度が低いので足を中心とした下半身を暖かく保つ必要があります。
冷え性の人は普通の人よりも足先の温度で4度も低く血流量も1/ 3程度まで低下していました。
寒い冬ではとっくりのセーターなど厚着の衣類をしっかり着込むと言うのは少なくとも暖房の効いた室内では不適当です。暖房が効いていると汗をかくため汗で熱を放出してしまうだけでなく汗が乾くときにも体の熱を奪ってかえって体を冷やします。
冬服の基本は「下半身は暖かく、上半身は重ね着で調節」。
上半身の重ね着は外気温や室温などの状況によって調節できるよう、脱ぎやすい前開きのものを選ぶマフラーや手袋を持ち歩くといった工夫も大切です。

その2「食」
身体を温める食べ物、冷やす食べ物を賢く選ぶことが体温管理につながります。
・食べ物、飲み物が冷たいと「冷え」の原因に。
・食べ物、飲み物の温度が「冷え」の原因に。
体を動かしたり、心臓を動かしたりするエネルギーは食べ物から栄養を変えることによる「代謝」と呼ばれるものからですが、代謝から生み出されるエネルギーの75%以上は熱となり体温維持に役立てられます。
一方で胃や腸などでの消化管内では消化が行われる際に入ってきた食べ物を温める際に熱が奪われたりもします。
このため、食べ物の「温度」が体の冷えにつながることがわかります。
なので、出来るだけ暖かいものをくちにする!

< 一日の体温リズムを作るのに朝食はとても重要 >
日常生活での体温は夜間が低く、早朝に最低となり起床、朝食後に急激に上昇しその後も緩やかに上昇し夕刻前に最高に達し緩やかに下降していくというメカニズムです。
睡眠中は代謝も低下し朝食は一日の活動に向けて代謝を高め体温を上げるという意味からもとても重要です。朝食の食事は規則的に暖かく消化の良いものをとることが大切です。(イメージしやすいのは昔ながらの朝食ですね。)


その3「住」
夏と冬では快適温度が違う
快適さを感じる気温は夏に高く冬に低くなり、その差は3℃ とされています。
現代の日本では冷暖房の普及に伴い季節の温度変化がなくなりつつある一方で、過剰な温度調節により室内と屋外の差が20℃ 近いことがあり得る世の中になってきました。
・屋内と屋外の差は7℃ 以内に設定する。
・快適に感じる温度には男女差がある
ということを覚えておきましょう。
屋内と屋外の温度差を7℃以内に抑えることで皮膚血管運動による体温調節が可能な範囲にとどめるのが望ましいと考えられます。
自宅では頭は寒く足は暖かく、を心がけましょう。


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