冷え性必見の「温め術」
【冷えに困っているあなたに向けて】
こんにちは!フィットネスクラブエイムです。
吐く息も白く、日が沈むのも早くなりました。
朝晩の冷え込みも、ぐんと深まりましたね~
そんなとき、気になるのが「冷え」です。
最近では女性だけでなく、男性の冷え問題もあれば、
10代という若さでも冷えが悩み…という方も。
そもそも、体が冷えるとはどんな状態なのでしょうか?
体の血が足りていない!!
実はこのパターンが現代人は多いとされています。
どれだけ血液がサラサラでも、体に対してその量が足りているのかどうか?
ということを、意外と見落としがちです。
この血液を作るためには、
腎臓にあるエリスロポエチンというホルモンが働きます。
このエリスロポエチンは、腎臓が体内の酸素濃度が低くなったと感知したときに分泌され、
骨髄中の造血幹細胞に働いて血球の生産を刺激ます。
血液中の酸素が薄くなった=血液量が足りない、と確認するわけです。
1日に約20㏄がつくられると言われていますが、この20㏄はスプーン1杯ちょっとくらい。
そのわずかなホルモンの働きで、体内の血液量は変化していくのです。
自分の体の大きさからみれば、わずかな生産量ですが、毎日休むことなく内臓は動いています。
腎臓は造血だけでなく、体内の余計な老廃物を排出する、という重要な役割も担っており、
造血だけに100%パワーを使っているわけではないので、不規則な生活や荒れた食習慣があれば、
その分体内の老廃物もたまりやすく、腎臓はフル稼働で体内環境を整えようと働きます。
そうすれば、必然と造血までパワーが及ばなかったり、逆に老廃物の排出がうまくいかなかったり…
またはその両方ともに被害がでて、いつもなんだか調子悪い…となったり。
体内環境が悪化すれば、その分血液の量が少なくなり酸素を運ぶ力もなくなり、体温は下がる一方…
などという、悪循環に入っていきます。
血を作るためにもトレーニングは必須!
では、血液量が多いとはどういうことでしょうか?
実は筋肉量がとても重要!!
筋肉があれば、その分血液量も多く使いますし、筋肉そのものに血液を蓄える力が備わっています。
また、しなやかで柔軟な筋肉であれば、その分収縮も大きくできるので、筋ポンプ作用で全身に血が巡りやすくなります。
末端冷え性の方は、このポンプ作用がうまくいっておらず、指先つま先の毛細血管まで血液がうまく循環していないのかも。
しかも、血管は使っておかないと固くなりやすく、血液の流れも悪くなっていきます。
体を動かせば体温が上昇→体内の酸素をつかって脂肪燃焼も起こりますので、
腎臓が酸素濃度を感知し、さらに造血ホルモンを分泌。
血が増えれば、その分は保有する酸素量も比例して増えるので、燃焼しやすい体に!
酸素がしっかり巡っている体は、体温そのものも上がりやすく、免疫力も向上します。
そのほか、老廃物の排出や肌ツヤのよさ、爪や髪の毛の健康にもつながります。
血流をよくすることも大切ですが、まずその一定量を増やす工夫も超大事です!!
ちなみに、一定の負荷をかけたウエイトトレーニングでは、骨も強くする効果があります。
骨の中心部に存在する「骨髄液」は、血液細胞(赤血球、白血球、血小板など)のもとになる造血幹細胞を含んでいます。
骨が強くなる、ということは、この骨髄液も増えていきます。
もちろん、適度な運動+食事のバランス+しっかりとした休養が大前提です。
冷え性は血液の量でも改善する!
温めることはもちろん大切ですが、そもそもの血液量が不足している中で循環だけよくすると、
体内では低血圧が発生し、めまいや頭痛、倦怠感がでてくる可能性もあります。
外部から温める対処療法だけに頼るのではなく、
防御策としての運動の実践や継続を今からやっていきましょう!