HOT YOGA-山のポーズのポイントを解説-
こんにちは、フィットネスクラブエイムです!
本格的な冬が近づいてきました。皆さん、除雪道具の準備はなさいましたか?
例年、近くのホームセンターは雪が降った後ではスコップなど除雪道具は完売…
早めに準備しなくちゃ!と思いながら、ついうっかり忘れてしまって、毎年困っているのは私です…
山のポーズ、タダアサナとは
さて、そんなブレブレな私にもぴったりなポーズが、「山のポーズ」です。
サンスクリット語では「タダアサナ/タダーサナ」とも呼ばれます。
英語では、そのまま「マウンテン」と呼ばれるポーズです。
大きく、広大でどっしりと構える山々のように、力強くその場でじっと居る。
雨や風、雪が降っても、自分自身はなにも変わらず、ただずっとその場に居る。
揺れることも、ぶれることもせずに、その状態をキープする難しさと楽しさを感じ取れます。
ただ直立してるだけ?と思いがちですが、ヨガの超基本ポーズです。
足の裏~膝の向き~骨盤の位置~背骨の伸び~肩甲骨の位置~胸~首~頭頂まで、
ヨガの立位(立って行うポーズ)では、常にこの山のポーズの意識をもって行います。
このポーズを丁寧に足元から組み立てていくと、意外と全身の筋肉を使っていることに気づけます。
完成したポーズでは、まさしく山のように、
ゆらゆら揺れたり、少し押されたくらいでは崩されない力度良いポーズです。
ポーズのポイントは?
「力強く、多少の力では負けないポーズ」を目指すべく、
山のポーズを行うためのポイントは、
①足の裏全体でマットをキャッチするように立つ
②骨盤を安定させる
③背骨を伸ばす
④あごを軽くひく
⑤頭頂部を天井に突き刺すように向ける
これらを意識することで、ただの直立から山のポーズに向かいます。
すでに姿勢が崩れている方や、巻き肩、反り腰の方は、
意外とこのポーズをキープするのが難しいのが特徴です。
キープしようとして全身にこわばりがあると、呼吸が浅くなりますので、
ゆったり深呼吸できる余裕と、どっしり構える緊張、この2つのバランスも大切。
ヨガは呼吸が第一なので、形をキープしようと息を止めるのはNGです。
「こんな立つだけなのに、なぜが出来ない!」という方は、まず足元から見直していきましょう。
足の裏で、母指球(親指の下あたり)、小指球(小指の下あたり)、かかとに、均等に体重が乗っているか?
土踏まずがつぶれていたり、つま先がマットから浮いてないか?
自分の足元は、意外とまじまじと見ない部分なので、
ぜひレッスンのときなどには鏡でも自分の目でも見てあげてください。
また、どうしても動きが悪いと感じた場合には、セルフマッサージもおすすめです。
足の指を手で動かしたり、手と足の指で握手をしたり。
足首をまわして血流を良くし、温度を高めることも重要ポイント。
足先が冷えている方は、特に就寝前などにセルフマッサージをしてみると寝つきもよくなります。
なにごとも「基本」が大切!
ヨガのポーズって、いろんなポーズがあって楽しいですよね。
「あんなポーズとってみたい!」
「きれいにポーズをキープしたい!」
「難しいポーズにチャレンジしたい!!」
など、好奇心と向上心を掻き立てられることも多いのですが、
どのポーズにも基本があり、その一つが山のポーズです。
ヨガの勉強では、この山のポーズで毎日20分間瞑想する、というクラスもあります。
私も実際にやってみて、最初はどうしてもうずうずしたり、周りが気になったり、
時計ばかり気にしてしまったり…笑
ですが、本来ヨガのポーズというのは、そのポーズで何分でも何時間でも留まっておけるものです。
ただの直立、と思っていたポーズでも、何時間もキープとなれば話は別。
ですがこの基礎ができていないのに、他のポーズがキレイになることはありません。
道具も、場所も、なにも不要のこのポーズ。
ヨガレッスンに参加されたときには、ぜひ意識して集中してみてくださいね!