腰の構造を知ろう!
こんにちは、フィットネスクラブエイムです!
今回は腰痛。日本人の2人に1人は「腰が痛い」という症状に困っているというデータもあります。
腰はその文字の通り、「月(にくづき)」に「要(かなめ)」と書きますので、とても大切は部位です。
その構造は背骨からなり、腰椎という5つの骨から形成しています。
胸椎とちがい肋骨など他の骨の力がありませんから、腰椎を支えているのは「筋肉」です。
腰椎の支えになっている筋肉は、
・腹直筋(いわゆるシックスパック!)
・外腹斜筋
・内腹斜筋
・腹横筋
・小腰筋(しょうようきん)
・大腰筋(だいようきん)
・腸骨筋
・広背筋
・大殿筋
・脊柱起立筋
…
などなど、様々な筋肉で支えられています。(すごい!)
これらがそれぞれ円滑に動くことで、腰椎は常にゆるいカーブを描き骨盤から頭蓋骨までを支える基礎柱になっています。
骨そのものには動く力がないので、その周りにある筋肉(骨格筋)にて骨を正しい位置に修正していく必要があります。
体の中心軸にもなる腰。ここが機能しなくなると、立つ歩くはもちろんですが、座る寝るといった身体行動そのものが非常に困難になり、特に臀部(お尻)や脚をつかうことが難しくなるため、全身の筋肉量も減少しやすいデメリットがあります。
また、腰椎は体を曲げたり、反ったり、横に倒したりねじったり…と様々な動きを可能にしてくれます。
第1腰椎~第5腰椎まで、一つ一つの関節は大きな動きではなくわずかな動きではありますが、
それらが連動して上半身をねじったり、体を大きく曲げることができるようになっています。
(これは腰椎~頸椎までの動きの連動も含めます)
この動きのスムーズさをサポートしているのが、椎間板です。
椎間板ヘルニアとは、主に第4・第5腰椎の間にある椎間板が押しつぶされ突起し、それが神経に触ることでビリビリと激しい痛みが生じ、日常生活もままならないことがありえます。原因としては大きな負荷が集中してしまい、バランスを崩した時や、激しい動きで関節可動域を越えた、などがあげられます。基本的には外傷として扱われますので、何もしてないのにヘルニアになる、ということは滅多にありません。
腰は体の中でも大きな部分でありながら、わずか5つの骨を柱に、周囲の様々な筋肉で支えられています。
上半身、下半身の動きの要になり、背骨の形成を行うなかでも重要な部位です。
前回紹介した「ストレートネック」も、頸椎だけを修正すればよい、というものではなく、
骨盤から腰椎、胸椎を経て頸椎にたどり着きます。人間は重量を上から受けていますが、体を修正していくのは地面に近いちころから。上から(頭から)修正してしまうと、微調整したしわ寄せが結局各関節に負担となり、痛かった局部はよくなったけど、他の部位が痛くなる…という本末転倒なことも。
腰痛で「筋トレが大事」というのは、支えている筋肉部位が多く、かつ少ない骨で支えているからなのですね!
もちろん、ヘルニアなどで医師より運動制限がある場合には医師の意見を優先しますが、日ごろから姿勢悪化や運動不足と感じている方は、軽いストレッチや計運動からスタートすることも大切です!
Enjoy! Fitness Life!!