平均寿命と健康寿命の差、10年をどう縮めるのか?
こんにちは!フィットネスクラブエイムです。
突然ですが、「日本は平均寿命が世界一である」というニュースはよく耳にしますよね。
日本人の平均寿命は、
・男性 81.64歳
・女性 87.74歳
そこに付随して必ず話にでるのが、「健康寿命」です。
日本人の健康寿命は、
・男性 71.19歳
・女性 74.21歳
「健康寿命」の定義は、
健康上のトラブルによって、日常生活が制限されずに過ごせる期間とされています。
(特定非営利活動法人 日本介護予防協会ホームページより)
平均寿命から健康寿命の差は、男女とも約10年ほどです。
健康上のトラブルとは、外科疾患、内科疾患、精神疾患すべてが当てはまります。
「健康」の定義は、
健康とは、病気でないと、か弱ってないということでなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態であることとされています。
(公益社団法人 日本WHO協会ホームページより)
「肉体的にも」は、すぐにイメージがつくと思います。体に不調がなく、肩や腰、内科的疾患もない状態です。年齢に比例して、体のあちこちに不備がでてくる場合があります。これらをない状態にしていく、発生しても最少に抑えるようにする、ということが大切です。
「精神的にも」は、ここ数年で浸透されてきたと感じています。健康であるがために、自分自身の生活を無理したり、我慢したり、ストレスが溜まることはありませんか?例えば、〇〇を食べると健康になる、とか、▲▲をすると体によくない、など。巷には様々な健康情報があふれており、それを鵜呑みにすると、今までの自分の生活が良くなる場合はよいのですが、我慢や苦渋を迫られることは、精神的健康にとって良いとは言えません。
そして意外と思われますが、「社会的にも」というフレーズ。
どれだけ体が健康体で病気、ケガが一切なく、自分自身の精神が安定している、と思っていても、孤立したり孤独であれば、それは健康と定義できない、ということです。家族や友人、仲間、周りにどれほどコミュニケーションをとれる人がいて、自分もその状況に身を置けるのか。が大切です。
ダメなループに陥る場合は、以下のような場合です。
・体の節々が痛かったり、不調があって動きたくない、動けない
・人に会うことや、コミュニケーションをとることが億劫、面倒になる
・周りの人とコミュニケーションがとれず、孤立する
・孤立するので、体の調子が悪くても相談できない
・さらに悪化する…
という感じでしょうか。このブログを書きながら、「こうはなりたくない」と強く思います。
では、良いループとは?
・体の不調があっても、まずはそれを認めて改善するように行動する
・自分のできることから初めて、わからないことは素直に人に聞く
・ひとつの意見に固執せず、様々な人の意見を聞き、最後は自分で判断する
・少しずつ成果がでてきたら、それを周りの人にも報告する…
といった感じではないでしょうか。イメージするだけで「なんだか素敵な人だな」と思ってしまいます。
この健康の定義を理解した上で、健康寿命について考えてみましょう。
人は「心臓をずっと動かすこと」が目的ではなく、「自分の人生を生きるため」に生きるのです。
最後の最後まで、自分らしくどう生きていきたいか?できないことは助けてもらうことも必要です。自分でできることを、年を重ねても増やしていくことも大切です。人生100年時代、と言われています。今までは想像だにしていなかった100年という長い時間を、どう過ごしていきたいのか?を自分だけでなく、自分の周りの人(身近であれば親やパートナーでしょうか)のことも、真剣に考えてみる、よい機会だと思います。