エイムブログ「スリーミニッツ」

有酸素運動特集

心肺機能の向上がもたらすもの

【心肺機能とは】
人間は酸素と血液循環で生きています。
呼吸を司るのは肺の機能です。肺には左右で約7億の肺胞があり、この肺胞から血管に酸素が取り入れられます。心臓のポンプ作用で血液として身体のすみずみまで酸素が送り続けられることにより私たちは生きることができるのです。
血液の循環によって内臓や筋肉・骨格・細胞、神経その他全てのものが関わりあって人体が維持されています。血液循環は、生存の基本ともいうべき重要なものです。
心臓は毎分70回動くとすると、1日約10万回も拍動し続けています。一生を80年とすれば拍動は実に30億回にも達します。
この驚異的な仕事のエネルギー源は、冠動脈から与えられる酸素だけです。
いかに効率よく血液を送り出すかということが、心肺機能にとっては最も大切なことになります。

体中にはり巡らせている血管をつなぎ合わせると約10万キロメートル、地球2周半にもなる長さになります。
心臓から送り出された血液は血管を通って酸素や栄養素を運んだり老廃物を運んだりしています。この循環を繰り返して私たちは生きています。
これが心肺機能といわれるものですが、有酸素運動によりこの機能を向上させることができます。

①肺で酸素を取り込む量を多くする
②血液を送り出す心臓のポンプ作用を大きくする。
③血管中の血液の流れをスムーズにする。
④筋肉で酸素と二酸化炭素とのガス交換を良くする。

この4つの働きをバランスよく発達させる必要があります。
そのためには有酸素運動が効果的です。

【心肺機能に対する有酸素運動の効果】
・心筋が発達して強くなる。
・心筋に酸素を供給している冠状動脈が太くなる。
・心筋の中にある毛細血管の数が増加し心筋への酸素の供給がよくなる。
・血流が増加し老廃物の除去が早くなる。
・血管の柔軟性や弾力性の向上。
・肺で酸素を取り込む効率がよくなる。
・呼吸筋が鍛えられ呼吸する力が増す。

【適度な運動】
運動をする事によって呼吸・循環系が活動を高めると、肺や心臓は刺激を受け改善・強化がはかられます。
短い運動では効果は得られません。
所要時間は軽い運動でも5~10分はかかります。
心肺機能(呼吸・循環系の働き)や有酸素能力を強化するためには15分位は持続的な運動が必要です。
ウォームアップとクールダウンをいれて考えると30分程となります。

運動不足解消や健康増進のため行なった運動やトレーニングが激しすぎると、やりすぎ・オーバーワークとなってしまいます。
あくまでゆっくり・ゆったりとした運動を適度な強度・長さで続けて行なうと良いです。
激しい運動だけが心肺機能を向上させるわけではありません。
継続して適度な有酸素運動を行うことで心肺機能を向上させることができます。
心肺機能が向上し血液循環が良くなると、より良く生きていけるのです。


関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

最新記事

人気の記事

年別アーカイブ

タグ